仏壇の豆知識

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お彼岸

 お彼岸は、彼岸会(ひがんえ)といいます。
春彼岸は三月春分の日をはさんで前後の三日間の一週間
秋彼岸は九月秋分の日をはさんで前後の三日間の一週間

お彼岸は、季節の区切りとして、『暑さ寒さも彼岸まで』といわれているように、
春分 秋分の日が、太陽が真東から上がって真西に沈むことから、西方極楽浄土の信仰と結びついた日本独自の仏教行事です。
 
お彼岸の供養として、お彼岸の入りまでに、お墓・お仏壇・仏具を丁寧にお掃除をし、
供花やお供えし(果物・お菓子など)お墓参りをします。
(お彼岸にお供え物として、春には『ぼたもち』 秋には『おはぎ』
同じ餅菓子ですが、春に咲く牡丹 秋に咲くに萩の花に由来すると言われています。)

 
 

 
 
仏壇の向き

 家の中で最適な安置場所とは  どのような所でしょうか?
特に決まりはないのですが、家の中心となるような場所に置いていました。
リビング(居間)など家族の集まる場所です。また、客間や仏間に置いて特別な意味を持たせるのも良いでしょう。
壇を置く向きは、昔からの諸説では、仏壇を南に向け、北を背にして安置する考え方や西方浄土の方向である西に向かって拝めるように、仏壇を東に向けて安置する考え方がありますが、仏は十方どの方角にもいるので、仏壇はどの方角に安置してもよいのです。
また、風通しが良く、湿気のない、冷暖房の風や熱が直接当たらない場所が適しています。
座ってお参りしたときに、本尊の位置が目より少し上になるように安置します。
立ってお参りするときは、本尊の位置が胸より少し上になるように安置します。

 
 

 
 
仏壇にお供えするもの

 毎日、お参りをすることが供養になります。
お参りをするために、仏壇に供えるものがあります。
香をたいて、花を飾り、灯明を照らし、お茶や水、ご飯やお菓子、果物をお供えします。

香・・・仏壇には香炉がそなえられています。供える香は今は線香が一般的で焼香は法要のときに使われます。線香はローソクの火で灯し、香炉に1本ずつ立てます。本数は宗派で違いますが1本〜3本が基本です。浄土真宗は線香を立てずに、香炉に寝かせます。線香を消すときは、手であおいで消します。ローソクも同じく、手であおいでけします。

花・・・心をこめて飾ることが大切です。故人が好きだった花でも良いでしょう。ただ香りのきつい花は、相応しくないといわれています。どうしても生花が用意できないときは、造花でも良いでしょう。

灯明・・仏壇を明るくてらすだけでなく、仏の智慧をあらわしていると言われています。灯明は仏や先祖への最も大切な供養の一つです。ローソクの火を消すときは、息を吹きかけて消すのではなく、線香と同じく手であおいで消します。最近では、安全面から電球の灯明を使うことも多くなっています。

 
 

 
 
開眼法要

  「開 眼」とは供養して仏の魂を迎え入れるという意味で 新しい仏壇を購入したときは、本尊・位牌に魂を入れてもらう開眼法要をしてもらいます。

本尊・位牌をまつり、寺院の住職に来ていただき、魂入れの儀式をお願いします。この法要により 仏像などが、尊い仏になります。
この儀式は 
開眼開き・入魂式・性根入れ・入仏式・お移しなどとも 呼ばれています。

最近では七七日忌(四十九日)法要で魂入れをすることが多くなっています。 お寺で法要を営むのであれば、本尊・位牌を持参して魂入れをお願いし、帰宅後お仏壇に安置します。
 仏壇を新しく買い替えたとき、本尊・位牌を新しくつくりかえたときも、魂を入れ替えてもらいます。 そして古い本尊・位牌はお寺に納めてお焚き上げをしてもらいます。
尚、古いお仏壇は仏壇店に 引き取ってもらいお焚き上げ供養処分をしてもらいます。

※ お焚き上げ供養処分料、引き取り料が必要になります。

 
 

 
 
お仏壇を納める日

 お仏壇はなにか仏事をきっかけにお求めになる方が多いのですが、特にどの日でなければいけないという決まりはありません。
一般には、故人の亡くなった日と同じ月日である祥月命日の前日までか、あるいはそれに準じる月ごとの忌日の前日までが適当でしょう。
家を新築なさったときや分家する時なども良いでしょうし、仏教の年中行事の日も適しています。(お彼岸やお盆の前日ぐらいを目安に用意する)
また、新しくお仏壇を納めるときには、檀那寺の住職に来ていただき、御本尊などを並べて宗派によって定められた法要を行います。これは古い仏壇を供養する時に、同時に行っても結構です。

 
 

 
 
お仏壇の安置場所

 基本的には、朝夕のお参りがすがすがしい気持ちででき、その上に風通しがよく、直射日光があたらず、湿気の少ない場所が最適です。
お仏壇を安置する向きについては、南向きが良いとか、西向きが良いとか言われますが、宗教的な意味はありません。
仏間、床の間があれば問題はありませんが、住宅事情により仏間を持てない場合は客間や居間など、家族の集まる場所が良いでしょう。

 
 

 
 
古いお仏壇の処理

新しいお仏壇と買い替えの際は、檀那寺の住職に来ていただき「御霊抜き」と呼ばれる儀式をしましょう。
「御霊抜き」とは、今まで祀っていた古いお仏壇から新しいお仏壇に祖先の霊を移すため、読経・礼拝をしていただくものです。
「御霊抜き」が済んだお仏壇の処理は檀那寺へご奉納するか、新しいお仏壇を購入した仏壇店にご相談下さい。

 
 

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